養生の至れる法あり

益軒は「古人の教えに養生の至れる法あり」と養生訓で三人の言葉を挙げています。

孟子 「寡欲」(欲を寡[すく]なく)
王昭素 「身を養う事は欲を寡するにしくはなし」(しくはなし→過ぎるものはない)
省心録(林逋) 「多欲則傷生」(欲多ければ、即ち生を傷[やぶ]る)



孟子は言うまでもなく「性善説」で有名な中国戦国時代の儒教の大家。王昭素は宋代の政治家で、市場では商人たちの言い値で買い物をしていたため、逆に商人たちは王先生からは利益をとらない様にしょうと話し合ったといいます。林逋(りんぽ)も宋代の人で詩人。詩を書いてもすぐに捨ててしまったので林逋の詩はあまり残っていないと言われています。